今年もお台場を舞台に開催された、日本トライアスロン選手権を観戦してきました。東京オリンピックの予定会場になっているお台場での開催も今回が14回目。自分も現地で観戦するようになって3年目になりました。
女子
8時25分から始まった女子は、スイムの得意な佐藤優香を中心とした4人のグループが第1パックとなり、ほぼ4人固まってスイムアップ。昨年の優勝者である上田藍は、大きく出遅れて先頭から50秒差でバイクスタート。上田はバイクで第2集団に入ってしまいました。
第1集団の6人と第2集団の11人の差は1分間のまましばらく膠着状態が続いていましたが、LAP 6から第2集団がペースを上げ、バイクフィニッシュ時の差は30秒間弱にまで縮みました。
ランでは第1パックの選手が逃げ、後ろから前回優勝した上田が猛追。アジア大会でメダルを取っている井手はLAP 2の後でペナルティボックスに入った後、リタイアしてしまっていました。
結局佐藤が逃げ切りで優勝。16秒差で上田。庭田さんもベテランの意地の猛追。結果だけ見れば、序盤でリードを築いた若手勢に対してベテランが後ろから追い上げる形になりました。
男子
11時から始まった男子は、女子のレースとはうって変わって、世界的に活躍している選手が飛び出してリードを築きます。スイムでは去年の優勝者である田山が後続を引き離してスイムアップ。その他の選手は有力選手も含め後続集団からの追い上げを狙います。
バイクではトップで上がった3人の選手が第1集団を形成。第2集団をどんどんと引き離して逃げを打ちます。結局バイクスタートした時よりもさらに差を広げてバイクフィニッシュとなりました。
ランではバイクの第1集団の3人が飛び出し、田山・細田の2人のオリンピアンが激走します。半分くらい終わったところで、細田が失速。会場の実況によれば、足がつったとの事。最後は3番手を走っていた谷口とデッドヒートを繰り広げてのゴールとなりました。1位はスイムから圧倒的な強さを誇っていた田山がそのままトップでゴールイン。日本トライアスロン選手権の3連覇を成し遂げました。
ちょろっと
去年までとバイクの降車ラインが変わっていたのにも関わらず、男子も女子も去年までの降車ラインで降車したせいでだいぶタイムロスをしている選手が結構居たのが気になりました。もったいなかった……。
ランでDSQになった選手が3人居たのが気になりました。ローカルルールを見ると、トップ選手のフィニッシュが近くなるとランコースが変更になるというローカルルールが定められているようなので、それに気付かなかったとかなんでしょうか。真相不明。