一汁三菜

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HTTP 2.0が少しずつ現実味を帯びつつある

今朝Internet-Draftをチェックしていたら、draft-ietf-httpbis-http2-00 - SPDY Protocolなんてのが出ているのに気づきました。SPDYのInternet-Draftは過去にも出ていましたが、過去に出ていたのはあくまでも個人が投稿していた物だったのに対し、今回はIETFのHTTPbis Working Groupから出されているInternet-Draft。しかも識別子がhttp2というだけで、SPDYという単語がどこにも出てこなくなりました。SPDYが発表された後にMicrosoftの人が提出していたS+Mはどこに行ったのでしょうか。S+Mの著者の方が、新たにSPDYのEditorになっているのも気になります。

こういうのはきちんとIETFのメーリングリストを追っていれば容易に分かる話なのかもしれませんが、自分は読んでいないので、外面から推し量る事しか出来ません。しかし一つ確かなのは、SPDYが標準化の階段を着実に一歩ずつ登りつつあるということ。この先どの位の時間がかかって、どういう形でRFCにたどり着くのかは分かりませんが、実装が先行しているという事情もあるので、仕様が完成する前に普及が来るのではないかとも思います。

個人的には「SCTPでやれよ」と思ってしまう気持ちもあるのですが。