一汁三菜

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Vertical Handover of Multimedia using SIP

SIPでのVertical Handoverの実装の提案の為のInternet-Draftを読んだ。

Requirementの方の文書については、Vertical Handoverの問題点がまとまっていて面白かった。曰く、

  • ユーザがhandoverの事を気にせずに、システムが勝手にhandoverすること。
  • "forward handover" をサポートすること。つまり、自分が通していたAccess Networkが突然死んでも、自立して他のAccess Networkを通して通信できること。
  • NAT越しでも使えること
  • IP接続性のみが必要とされる事。特別なプロトコル的なサポートを必要としない事。
  • 接続可用性の問題以外の時にでもhandoverできること。すなわち、他のAccess Networkを通じた場合の方が通信が安定したり、速度が劇的に向上できる場合のhandoverが出来ること。
  • (オプション) multihomedな通信が出来ること。つまり、バックアップ目的に他の人に通信内容をCc出来ること。
  • (オプション) handoverのタイミング、移動状況などのプライバシー情報が漏れないこと。
  • (オプション) 移動ノードを経由する固定ノードからの通信も適切にhandover出来ること。

まあ、確かにこのくらい出来るとVertical Handoverの実装としてはよさげな実装な気がする。

とはいえ、Solutionの方のInternet-Draftを見ると、そこまで難しいことは考えてなくて、ただ単にmultihomingを少し工夫している位にしか見えないんだけど。