2015年のトライアスロン出場予定に悩む
今年もそろそろトライアスロン大会への申込が始まってきていて、さてどうした物かなと思案中。毎週のように全国各地で数多くの大会が開催されるマラソン大会とは違って、そもそも大会数が少ない。それに加えて暑さを避ける為にレーススタート時刻が遅くとも午前8時スタートなので、電車で1~2時間の所で開催されるレースでも前泊を要する事が多い。
それでも去年は前泊を要する大会に4回も出場(うち1回は体調を崩してでDNS)したのだけれども、今年はちょっと同じ事をする気力が起きない。なので東京近郊のレースに出場したいのだけれども、ショート・ディスタンス以上の距離があるレースに出場したいという希望を入れると、途端に選択肢が狭まる。
なので、未だにどのレースに出場するか迷っています。今年は一昨年と同じく数を抑える、というのもまた一つの選択肢ではあるのですが。
第25回 熊谷さくらマラソン大会
2015年3月22日(日曜日)に、埼玉県熊谷市で行われた、第25回熊谷さくらマラソン大会に参加しました。2013年にも参加しているので、2年ぶりの参加になります。
桜の季節にはまだ早く、ソメイヨシノはまだ開花の素振りも見せていません。ですが堤防には菜の花が咲き誇り、品種は分かりませんでしたがピンクの花をつけた木が沢山ありました。
種目 | ハーフマラソン 一般男子 (21.0975km) |
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グロスタイム | 2時間4分28秒 |
ネットタイム | 2時間02分09秒 |
種目別順位 | 623位 |
世間は板橋マラソンに参加する人が圧倒的に多そうな感じですが、自分はあえて遠方の熊谷さくらマラソン大会へ。荒川は他のレースで嫌というほど走っているので別にいいかな……という気がしてしまっていて、あまり積極的に参加する気になれていません。
本大会もゼッケンは事前送付だったこともあり、会場入りはやや遅めに。のつもりが、大会参加準備に手間取ってしまい、さらに出発が20分遅れることに。結果的に、大会会場入りはスタートの15分前と非常にぎりぎりでした。移動中に走る準備を全て整えておき、会場についたら上着を脱いで荷物を預けるだけという体制を整えたおかげで、どうにかスタートには間に合うことが出来ました。
先週くらいから暖かくなってきたおかげで、今日も気温はかなり高め。午前9時時点の気温は9.8℃。12時には15.9℃まで上がりました。スタートして2kmくらいまでは大量の人の中で自分のペースを守ります。人が多くて道幅が狭かった割には、あまり前が詰まる事もありませんでした。
タイム的に良かったのは最初の6kmくらいまででした。とはいえ身体の方はこの時点でかなりしんどく、脚が全く動きません。市街地を抜けて、JR高崎線の線路沿いを走るあたりから気持ちも萎えてきます。
後半はあちこちをくねくねと曲がります。14kmすぎくらいから1kmあたりのペースが6分を超えるようになってきました。こういうレースの常として、老人ホームの前を通ると入居者の方々が揃って外に出てきて手を振っている光景に非常によく会うのですが、今回も2, 3回ほどそういう場面がありました。個人的にはとても励みになる瞬間です。特に今回のような、うまくいっていないレースにおいてはなおのこと。
最後はラストスパートをかける事も出来ず、立ち止まらないように心がけながらゴール。ゴール会場の陸上競技場に入るところで、10kmの部のゲストランナーとして参加していた渋井陽子さんに、物凄いスピードで追い抜かされました。
序盤戦から、今季何となく毎レース目標にしている「ハーフマラソンで2時間切り」を達成出来そうにないなという予感がしていましたが、結果はやはり2時間2分。今回この2分は大きかったです。これで今シーズン参加予定のハーフマラソンは全て終わりました。4月や5月に申し込む事も考えていたのですが、考えているうちに申し込み期限を過ぎてしまいました。
読了: 山本文緒「なぎさ」
山本文緒さんの「なぎさ」を読んだ。
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しばらくの間断筆が続いていて、yom yomで5年ぶりの小説が掲載された時にはとても嬉しかった事を覚えている。そして今回、15年ぶりの長編小説。新作が読めるという事を半ば諦めてしまっていただけに、新作が出ているのを見かけた時もとても嬉しい気持ちになった。といっても発売は2013年10月という事で、1年間半もの間気づいていなかったのだけれども。
登場人物の細やかな心の揺れ動きの描写や、最終的に大団円という訳ではないけれども落ち着く所に落ち着いたというストーリー展開は、山本文緒さんだなあと思う。最後の数十ページを読んでいる時の満足感がとても高い。
第33回 鴻巣パンジーマラソン
2015年3月7日(土曜日)に、埼玉県鴻巣市で行われた、第33回 鴻巣パンジーマラソンに参加しました。
種目 | ハーフマラソン 一般男子39歳以下 (21.0975km) |
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グロスタイム | 2時間1分8秒 |
ネットタイム | 1時間59分11秒 |
種目別順位 | 634位 |
総合順位 | 2056位 |
毎年のことですが、この大会は「鴻巣びっくりひな祭り」の開催期間中に行われるので、会場の向かい側にある鴻巣市役所では、日本最大と言われるひな飾りが展示されています。
去年も同じことを書いた記憶がありますが、土曜日に開催されるレースは体調管理をしにくく、今回もあまり体調を整えられないままスタートを迎えることになりました。ゼッケンが事前送付なこともあり、会場入りがスタートの10分前になってしまいました。荷物預かりはなく、荷物置き場だけが用意されているので、上着を脱いで荷物置き場に荷物を放り込んだだけで、スタート地点に向かいました。
6,000人が参加するレースですが、それほど道幅が広くないので、スタートから割と長い間は自分のペースでは走れません。あまりコンディションがよく無いのでそれはそれで逆にありがたくもありました。天気は曇り、雨が降るという予報もありましたが、最初から最後まで雨には降られずに済みました。また風も無かったのが幸いしました。田んぼの中の道路を走るコースなので、遮る物が何も無い中で風が吹き荒れるとかなりしんどいレースになります。鴻巣パンジーマラソンには何度か参加したことがあるのですが、そのうち何度かは風に苦しめられました。
5kmすぎでトイレに行きたくなり、しばらく我慢してみましたが、トイレが気になってレースに集中できなくなったので、10kmすぎでトイレに飛び込みました。運よく行列に並ばずにすみ、2分半のロスタイムで済みました。中間点で脚休めが出来たとポジティブに考えることにして、レースに復帰します。
とはいえその時点で2時間切りが厳しくなってしまったことも事実で、後半はややペースアップして臨みました。10kmも走ると走りに身体がついてくるようになって、コンディションの悪さも気にならなくなってきています。15km地点で暗算をしてみると、頑張って1分余裕があるかどうかというところ。前半あまりペースアップしなかったおかげで後半余力を残していたこともあり、残り2km地点でロングスパートをかけました。ラスト1km地点でゴール地点の陸上競技場が見えてきたので、さらにペースアップ。ゴールに飛び込んだ時は辛うじて1時間59分台でした。
帰りに市役所に立ち寄ってひな壇を見てきてから、帰宅。雨に降られることもなく、良い環境の中でレースが出来てよかったです。
「ANT+が一斉にBLEに置き換わりつつある」という話
ANT+が一斉にBLEに置き換わりつつある
— Yuki Mitsui (@Silphire) February 21, 2015
と書いたら、精力的に活動している人に捕捉されて多少の反響があったので、少し詳細を書いてみます (もう1週間経ってしまったけど)。
ANT+というのは、主に自転車やその他スポーツ関係の電子機器に使われている無線通信の規格です。主に自転車の速度計やオドメーターの機能を搭載したサイクルコンピュータと、スポークやクランクに取り付けたセンサーや、人体に取り付けた心拍数計との間を無線で繋ぐ為に使われています。ANT+以前はそれぞれのメーカーが独自の規格で無線通信を実現していましたが、今や共通の規格を用いることにより、異なるメーカー間の機器の互換性が取れるようになり、様々な機器を同時に使えるようになりました。
ですがBLE (Bluetooth Low Energy) の台頭により、各社一斉にANT+対応を止めて、BLEを利用するようになりつつあります。これはiPhoneやAndroidなどのスマートフォンでBLEが標準で利用出来るようになり、またスマートフォン上で健康を扱うフレームワークが用意されるようになったことも影響していると思います。
BLE対応の製品
自分は普段トライアスロンをやるので、トライアスロンで使う腕時計, マルチスポーツウォッチについて紹介します。特にこの分野はApple WatchやAndroid Wearなどのスマートウォッチと正面衝突する製品群である為か、ここ1年くらいで一気に様変わりしつつあります。
Garmin
ForeAthlete 910XTはANT+に対応していましたが、日本国内では2015年2月18日に発売されたばかりの新モデル、ForeAthelete 920XTは、BLE対応になりました。
Garmin製品のBLEはセンサーへの対応でないとコメント欄で教えていただきました。ありがとうございます。
GARMIN(ガーミン) ランニングGPS ForeAthlete 920XTJ ブラック/ブルー 心拍計・Wi-Fi Bluetooth対応 【日本正規品】 117432
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TIMEX
TIMEXはスマートフォンと連携というよりも、単体で3G通信機能を持ったスマートウォッチを出そうとしていたりして、野心的です。日本では未発売ですが、新しく発売されたTIMEX Ironman One GPS+は、心拍計やヘッドフォンとの間の通信にBLEを利用するようになっています。
SUUNTO
SUUNTO Ambit2はANT+対応でした。日本では2014年9月に発売されたSUUNTO Ambit3からは、BLEのみの対応になりました。ANT+には対応しなくなっています。
SUUNTO(スント) ランニング 登山用GPS AMBIT3 PEAK HR サファイヤ Bluetooth対応 心拍ベルト付き【日本正規品】 SS020673000
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- 発売日: 2014/09/26
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Polar
普段あまり追いかけていないので、過去ANT+からBLEに切り替わった時期は分かりませんが、2014年7月から発売されているV800はBLE対応です。
POLAR(ポラール) V800 HR ブラック/グレー(心拍センサー付)[日本正規品] 90047436
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まとめ
という訳で、この1年もしない間に、今までANT+一色だったスポーツ用多機能時計は、一斉にANT+からBLEに通信規格を変更していました。スマートデバイスとの連携がしやすくなって便利になるなと思う一方で、次に新しい時計を買おうと思ったら自分が持っているセンサーも全て買い直しだと思うと、少々憂鬱な所もあります。