年末年始の休暇中に、土井雪広「敗北の無い競技」を読みました。
- 作者: 土井雪広
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自転車ロードレースの選手としてヨーロッパで活躍し、現在はTeam UKYOに所属している選手の自伝です。自転車ロードレースが日本国内においてあまり認知されておらず、ファンの間であっても情報が圧倒的に不足している状況への危機感を至る所で吐露しています。また日本で活躍するプロロードレース選手への発破の意味もあるのか、自身がヨーロッパで行っていた練習の様子などをつぶさに書いています。
ファンの人が読むと面白い (怒る人も居るかも) と思いますが、ある程度自転車ロードレースを見ている人向けに書かれた本でした。本書の中でも書かれている通り、国内での自転車ロードレースの認知度はまだまだ高くないのが実情なので、あまり万人向けではないかもしれません。
最近は弱虫ペダルの人気のおかげもあってか、自転車ロードレースの認知度が向上しつつあるので、もしかすると10年後は状況が変わっているかもしれません。2020年には東京オリンピックも控えているので、そうあって欲しいところです。