「食べる」オイシックスIT勉強会に参加してきました。無料の懇親会に釣られたという面は非常に大きいのですが、ECサイトの運用事例を聞く事ができる貴重な機会でもあるので、うかがってきました。
最初のセッションは、インフラの概要と運用事例について。構成としては割と普通でした。静的なコンテンツをCDNに逃がしているというのが特筆すべき点。APサーバ群がロードバランサ配下にあり、JBossでセッションを共有しているので、デプロイは日中でも問題なく出来るとか。
テレビ番組に取り上げられた時のリクエスト捌きは、バッチを止めるとかCDNに出来るだけコンテンツを載せるようにするとか。
個人的にはルートディレクトリが消えた時の話を掘り下げて聞いてみたかったです。懇親会の時に聞いてみればよかったです。
2つ目のセッションは、物流システムについて。これは全く知らない分野のお話だったので、非常に興味深かったです。
一般に生鮮食品は賞味期限が数日も無かったりするので、在庫管理がキモ。また、マテハンライン(ライン上を流れる段ボール箱に野菜を詰めていくライン)の流量を最適化する為の工夫次第で1日辺りの配送可能量が向上するので、その為に細かな改善を積み重ねているといった事例をいくつか紹介されていました。
最後のセッションは、CTOが語る「10年後のトップエンジニアである為に、今からすべき10のこと」。いちいち頷ける事が多かったのですが、オイシックスだから特筆するという事は無かったので割愛。
懇親会
で、懇親会。オイシックスで取り扱っている商品である有機野菜を使った野菜スティック、鍋、果物などが振舞われました。
で、これが本当に美味い。厳選された素材というのはこれほどまでに違う物なのかと驚嘆しました。正直普通の野菜とは明らかに違っていて、同じ種類の野菜でもこれほどまでに味が違ってくるのかというのが非常に衝撃的でした。予想外のところで頭をガツンとやられた気分です。
野菜スティック一つとっても、まあただの生野菜だと思いきや、一口食べてみただけで甘みや旨味が凄くよく出てきます。普段、物の味をあまり意識して食べたりしていない自分でも、はっきりと旨さが分かるというのは凄い事だなと。美味い物っていうのは食っておく物だなと心底思いました。
