玄箱のリプレースをしたいとここ何年間も思っていたのですが、ついに重い腰を上げてリプレースに向けて動き始めました。ということで、HP ProLiant Microserverを購入しました。
HP ProLiant MicroServer データー保存に 500GB マイクロサーバー N54L PROLIANT-500
- 出版社/メーカー: ヒューレット・パッカード
- メディア: Personal Computers
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初代は2010年9月に販売されたので、もはや周回遅れなんて物では無い位に周回遅れですが。2013年10月にモデルチェンジされていて、メモリーが4GB、Western Digitalの500GB HDDがデフォルトで搭載されています。お値段は14,980円也。このスペックで14,980円だったらばお買い得なんて物では無いでしょう。強いて残念なところを上げるとしたら、玄箱に比べてかなり筐体が大きくなってしまったことですが、それでもサーバーとしてはコンパクトな方です。でも可能ならば、また手のひらサイズでリーズナブルなサーバーを用意したかったところではありますが。
付属のカギを使って前面パネルを外すと、ハードディスクを入れるスロットが4つついています。ケースに収めてネジを締め、スロットに戻せばHDDがつながります。残念ながらホットスワップ不可と注記してあったのが残念ですが、別に電源を落とせないような用途に使う予定はないので、特に問題はありません。
WindowsではなくLinuxサーバーとして使うので、ビデオメモリを最小限に。デフォルトだと128MBをメインメモリから確保するようになっていますが、要らないので最小限の32MBになるようにBIOSで設定しました。
ディスプレイ出力はVGAのコネクタが出ています。自宅のどこかにVGAケーブルが転がっていそうな気もしましたが、見つけられなかったので久々にVGAケーブルを購入して、普段使っているディスプレイに繋ぎました。キーボードは全面のUSBポートへ。
ハマり所
とりあえずUbuntu Linux 14.10をインストールしました。最近のLinuxはhaltコマンドではなくpoweroffで電源を落とすのだと知らずに、何か設定をミスっているのではないかと思ってかなり時間をつぶしてしまいました。とりあえずWake On LANが出来るようにしておきます。
built-inのハードウェアRAIDがLinuxからでは使えなかった。専用のドライバが必要だった。
N54Lを購入前にあちこちのWebサイトを見ていたら、ハードウェアRAIDがついていることを知りました。なので実は3TBのSATAハードディスクを2台買ってきていて、RAID 1を組もうと考えていました。OSのインストールの途中で気づいたのですが、どうやらRAID構成になっているように見えません。そういう物なのかと思いつつもあちこちWebサイトを検索してみたら、なんとハードウェアRAIDを利用する為には専用のドライバが必要なことが分かりました。しかもLinuxは非サポートということで、ここでハードウェアRAIDを使うのはあきらめました。2本の3TBのHDDは、ソフトウェアRAIDを組んで/homeにでもする予定です。