一汁三菜

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リニューアルオープンした東京都庭園美術館に行ってきた

やや旧聞に属しますが、リニューアルオープンした東京都庭園美術館に行って来ました。ちょうどこの3年間大規模改修の為に閉館していましたが、久々のオープンです。都内で1番好きな場所なので、再開館を嬉しく思います。ただ改修が完全に終わっているというわけではなく、こじんまりとしていながらも美しい日本庭園と西洋式庭園は、引き続き改修が行われています。

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以前は幾分古びた所も見られた邸内は、すっかり綺麗になっていました。ただ小奇麗になったというだけではなく、歴史を感じさせるところはそのまま残されています。特に置かれている家具などは、昔使われていた時の面影を感じさせます。リニューアルオープン記念の展示期間中、平日は邸内の写真撮影が可能ということでした。

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リニューアルオープンに合わせて新館が出来ていました。こちらは真新しい白い壁が印象的です。雰囲気としてはいかにも六本木あたりによくありそうな美術館で、旧朝香邸とはやや趣を異にします。新館では「内藤礼 信の感情」展をやっていました。これがなかなか意表をつくような作品群で、展示室に入って一面を見まわして衝撃を受け、思わず入口に置いてあるパンフレットを取りに戻ってしまいました。キャンバスを見る人がどういう気持ちでキャンバスを見ているのかを問われるような作品でした。きっと見る人によって色んな事を考える作品なんだろうなー、と思わされました。

今回3年ぶりに東京都庭園美術館を訪れてみての印象は、周りを首都高速に囲まれていて、少し上を見上げれば高層ビルが見える中で、美しい庭園やアールデコ調の建物、国立自然園の広大な森が共存している空間というのは、とても不思議で素敵な空間だなと思います。初めて来た時にも同じことを思った記憶がありますが、その感情は今も変わっていませんでした。そして、願わくは庭園が一日も早く再公開されますことを。