一汁三菜

自分が楽しいと思うこと、マラソン、旅行、その他日々の記録をしたい。

2014美ら島トライアスロンin豊崎に出場した

2014美ら島トライアスロンin豊崎に出場してきました。まだ30歳にはなっていませんが、今年からエイジが上がって30-35歳男子としての参加となります。最も参戦人数が多い世代なので、万に一つも表彰台に上がったりポイントを獲得することは無いだろうなあ、と思うと残念な気持ちになります。去年までなら後30分早ければポイント獲得、なんて感じだったのですが、これからはショートで2時間30分を出しても全く手が届きません。

今回はショートディスタンスでの参加でした。最後にショートディスタンスに出場したのは2012年の手賀沼トライアスロンが最後なので、実に2年近くぶりになります。去年はショートの1.5倍の距離のレースに参加しただけで終わってしまっていました。

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今回の記録は以下の通り。(主催発表の総合記録より抜粋)

  • 総合 3時間13分24秒 212位 / 完走269名
  • スイム 1.5km 39分51秒 189位
  • バイク 40km 1時間31分12秒 214位
  • ラン 10km 1時間2分21秒 216位
  • 男子187位 / 完走234名
  • 30代男子 59位 / 完走69名

初めて3時間を超えて、ワースト記録をたたき出しました。この1年間くらい全く練習していなかったので、この記録には納得しています。

レース前

全体的に練習不足だったのに加え、今回はバイクの準備が全くできていませんでした。最後にバイクに乗ったのが昨年9月のこと。それから半年以上ほったらかしになっているバイクの整備状況も気になってはいましたが、出発当日にチェーンを掃除して油を差し、出発当日に空気を入れ直して自宅周辺を花見を兼ねて数キロ程度走っただけで準備を終えてしまいました。レース直前や本番中にメカトラに襲われでもしたら目も当てられません。

スイムに関しては、去年までのレースを見ていてスイムの記録が突出して悪いことが気になっていました。普段全く練習せずに大会に出場しているから当然のことなのですが、少しはスイムも練習した方がいいだろうと、2月からスポーツクラブで1日に1kmほど泳ぐようになりました。

ランに関しては、定期的にマラソン大会に出る他は日常的な練習をしなくなってしまいました。今まで朝に走っていたのが、朝家を出る時刻が2時間繰り上がってしまった為に難しくなり、夜も今まで通りの帰宅時間の遅さなのでなかなか夜ランもせず、何となくジョギングからは足が遠のいてしまっています。

色々と準備期間が足りていないのは沖縄入りしてからも続き、レース前日にゼッケンベルトを忘れているのに気付き、ウェストポーチにゼッケンを安全ピンで留めることで代用。レース当日にはゴーグルを持ってきていないのに気付き、会場で購入することに。レース後には、日焼け対策を全くしていなかったことに気がついたのでした……。

レース当日

当日朝の時点では水温が20℃に満たず、試泳してみると海水の冷たさが身に染みました。しかし水温よりも問題だったのは風が結構あったことで、そのせいで波も高くなります。水質はとてもよく、透き通るような透明度というわけではありませんが、どこまで泳いでいっても海底を見渡すことができます。

レースが始まってみると、やはり波の高さにだいぶやられました。泳ぐというよりは波に揉まれてもがく言った方が適切で、左に流されていくのを必死に立て直すのに苦労しました。そんな状態だったのであまり集団が形成されず、バトルに巻き込まれることがほとんどなかったのはよかったです。

1周目が終わって海岸に上がると、波酔いですっかりフラフラになっていてうまく歩けません。2周目は波にも慣れて冷静に泳ぐことに集中できるようになってきましたが、1周目よりも波があり、かなり流されながらの泳ぎになりました。2周目ともなるとウェットスーツを着ている甲斐もあって体もかなり温まってきていて、水の冷たさは全く気にならなくなっていました。これが水温30℃近い中のレースだと、フルウェットスーツでは暑すぎて頭がぼーっとしてくるところです。

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スイムから上がってバイクへ。1年以上ぶりのウェットスーツとはいえ、慣れたものですんなりと脱げます。タオルを持ってこなかったので、砂と海水まみれの足を軽く払ってそのまま靴下の中に突っ込みます。ここで少し落ち着いて呼吸を整えて補給をしてから出発すればよかったのですが、練習不足の身だという事がすっかり頭の中から抜けていて、とにかく早くスタートすることに心血を注いでいました。手元の計時では、T1は3分29秒でした。トランジションエリア内の移動距離が結構長いことを考えると、自分にとってはかなり短いトランジション時間です。

バイクコースは風の影響をモロに受けます。今までのレースでは平均時速30km維持を目標にしてきましたが、その目標はスタートして1kmも経たない内に諦めました。最初に向かい風に向かって突っ込んでいくせいで余計にそういう心境にさせられたという事もありますが、スイムアップした時点であまり体力が残っていませんでした。自転車の上でまずはパワージェルを1本とアミノバリューを一口摂取します。

北風が強かったので、南に向かっていく直線では自分の貧脚と決して高性能とは言えないロードバイクでもあっさり時速40kmオーバーを出せるのですが、それ以外のところでは時速30kmに乗せるなんて夢のまた夢。エアロバーが大活躍でした。

周回の後半であまり体力が落ちなかったことを考えると、もっと追い込めたのかもしれません。

バイクを終えてランへのトランジショントランジションに入る直前までは「走る前に一口水を飲んでおこう」と思っていたのですが、トランジションの慌ただしさに紛れてすっかり忘れてしまいました。T2は2分31秒。やったことと言えば靴の履き替えとゼッケンベルト代わりのウェストポーチの前後ろをひっくり返したことと、その中にパワージェルを突っ込んだことくらいですが、やはりトランジション内の移動の長さに結構時間を持っていかれています。

ランの1周目はペースがつかめなかったり、バイク直後という事もあってかなりのしんどさがありました。が、2周目に入ると自分のペースやコンディションも分かってきて、自分の走りが出来るようになりました。ランに入ると時刻は10時を過ぎ、だいぶ気温も上昇して暑くなってきました。沖縄特有の強い日差しが肌に刺さるようになってきて、日焼けが気になってきました。

2周目からの帰りに人が倒れていたので、近くの走路員にオフィシャルを呼んでくるようにお願い。周回コースなので救命処置の様子を何度か垣間見ることになるのですが、重症気味だったようで心配でした。報道が無いという事は大事には至らなかったのだとは思いますが。

そんなこともあり、2周目の給水は少し動揺してしまって取れず。3周目にはトイレに立ち寄ってタイムロス。4周目の終わりにフィニッシュラインに向かうコースでスパートをかけてみると楽にキロ5分程度までペースを上げられたので、もっと早い段階からペースを上げておけばよかったと少し後悔。

最後にブルーカーペットの上を走って、フィニッシュラインへ。前の人がフィニッシュするまで流し気味に走ってフィニッシュしたら、後ろから物凄い勢いで小学生レースの選手が走り込んできました。うーん、元気だ。

エリートレース観戦

本大会はNTTジャパンカップランキング第1戦を兼ねているので、エリートレースを観戦できます。現地で初めて知ったのですが、今回はスプリント・ディスタンスなんだそうで。観戦する上で何があるわけでもないのですが、スプリントレースもNTTジャパンカップランキングシリーズに入るんだなあとその時に初めて知りました。

実はお台場で開催される日本トライアスロン選手権大会以外でエリート選手が出場するトライアスロンのレースを見るのは今回が初めてでした。ITU横浜大会は毎回自分の出場するレースが被っていたり何だりで、今まで見に行けたことがありません。

レースの展開や結果などは報道に譲るとして。トライアスロンのレースは、競技人口がそんなに多くないせいもあって、世界中で活躍する選手が目の前を走っているのを普通に見ることができて、レースが終わると横で普通に雑談をしていたり他のレースを見物しているのが面白いなあと思う。選手の方からしてみれば、もっと規模も大きくなって注目を浴びるようになった方がいいのかもしれないけれども。

一通り表彰式が終わった頃にはもう15時。日の出前から始まったレースイベントは、自分の参加やプロレースの観戦まで盛りだくさんで、一日中楽しませていただきました。

帰り際に、近くの瀬長島へ立ち寄って飛行機見物。空港の直南なので着陸する飛行機が間近で見られます。来年はここまで来れるようなコースレイアウトにしたいとJTU会長が挨拶で言っていましたが、果たして実現するのかどうか。実現したら風光明媚なコースになって面白そうです。反面、豊見城道路を渡る時に風の影響をモロに受けて大変なことになりそうですが。

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