一汁三菜

自分が楽しいと思うこと、マラソン、旅行、その他日々の記録をしたい。

LCCを使って6,000円で東京駅から京都へ

東京から京都に行くのに、今回試しにLCCを使ってみることにした。昨年末にピーチで関空から福岡まで飛んでみてLCCに結構満足したので、今回もLCCに乗ってみることにした。

今回乗ってみたのはジェットスター GK203便 成田空港8:55発・関西空港10:25着。成田空港から関西空港までのチケット代が3,690円で、手数料として300円を取られたので、占めて3,990円だった。別の日にピーチでも同じ区間を取っているのだけれども、そちらは諸手数料込みで3,995円だったので、成田・関空間の最低運賃は4,000円を下回るくらいのところで価格競争が行われているよう。ちなみに普段乗ることの多い全日空だと、羽田・伊丹間で旅割を使って8,000円~9,000円が最安くらいだったと思う。

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とはいえ安い時間帯に乗ろうとすると、大抵早朝便か最終便になる。今回はありがたいことに8時55分成田空港出発という比較的遅めの時刻でも安い便があったので助かった。

まずは自宅から東京駅までJRで行き、京成バスの東京シャトルに乗った。東京駅八重洲口から成田空港まで900円で乗れるという破格のバス。バス停が東京駅八重洲口から結構離れたところにあって、時間に余裕を持って行動していたはずなのに出発ギリギリの到着となってしまって焦った。東京駅を7:00に出発し、ほぼ定刻通りの8:00に成田空港に到着した。成田空港に入る前に検問があり、そこで身分証明書を提示する必要がある。

成田空港第2ターミナル南停留所で降りて、成田空港第2ターミナル国内線搭乗口へ。ここでも少し時間に余裕を持っていたはずが、チェックインカウンターにたどり着いて5分もしないうちにチェックインクローズのアナウンスが。予めウェブサイトでチェックインして搭乗券を印刷して持ってきていたので助かったけど、下手をすると搭乗できないところだった。

全く人が並んでおらずガラガラな保安ゲートを通過して、搭乗口へ。出発便案内を見てもGK203便がどこにも出ていないのでそのあたりをウロウロしつつも、同じ時刻・行先のフライトがある搭乗口へ行ってみると、まさしくそこが目的地だった。JALとの共同運航便だったからなのか、JALのコードしか電光掲示板には表示されていなかった。

搭乗口からはバスで移動して、タラップで飛行機の中へ。機体はLCC御用達のエアバスA320。前との座席幅が狭いのが思いのほか気になりつつも、横幅は割とゆったり。今回座席指定をしなかったせいか3列シートの真ん中に座っていたので、機内では着陸まで概ねずっと寝ていた。

フライト自体は、定刻の数分前に離陸、そして関西空港にも定刻より7分早い10:18に着陸し、南24番ゲートに到着した。定刻よりも早く運行された経験があまり無いので新鮮だった。ピーチでもジェットスターでもそうだったけれども、少ない機体をハードスケジュールで運行する為に時間に厳しいせいもあるのか、フライトアテンダントの姿勢も丁寧さを保ちつつも有無を言わさない対応という感じがある。

関西空港ではタラップではなくボーディングブリッジを使っての降機。乗ってきた機体の記念撮影をしてから駅に到着したのが10:30すぎだったので、非常にスムーズなフライトだった。ここまでスムーズなフライトはなかなか経験が無い。

関西空港からは、京都アクセスきっぷ烏丸駅へ。この切符を使うと、関西空港から京都の烏丸駅まで1,200円で行ける。10:44に南海の関西空港駅を出発し、天下茶屋駅淡路駅で乗り換え、12:32に烏丸駅に到着した。2時間近くかかるのがネックではある物の、関西空港は京都からだいぶ遠いので致し方ないところ。ちなみにこの京都アクセスきっぷに300円上積みすると、南海の特急ラピートに乗ることができる。しかし指定席が確保できるというメリットがある一方で、所要時間は20分程度しか短くならない。よほど急いでいるとか荷物が多いとかでなければ、あまり使うメリットは無い。

今回の旅では、合計6,090円で5時間半をかけて東京駅から京都の中心部までやってこれた。参考までに、以下に各種公共交通手段を最安値で利用した際の比較の表を書いてみた。京都には空港が無いのでどうしても飛行機を使おうとすると空港までの行き帰りの時間がかかってしまうのが難点ではある。目的地が大阪である場合は新幹線を利用するよりも飛行機の方がお得なことが多い物の、京都だとやはり新幹線に利がある。

交通手段 費用 時間 備考
東海道新幹線 13,520円 2:30 EX-ICカードでIC早特を使うと11,470円
飛行機(ANA) 約11,000円 3:30 伊丹空港からはモノレール+電車かバス
飛行機(LCC) 約6,000円 5:30  
東海道本線 7,980円 8:30 青春18きっぷの時期ならば2,230円
夜行バス 約4,000円~7,000円 8:00  

今回実験してみる前までは、LCCを使ってみても東海道本線普通列車で東京から京都まで来るのに比べて値段的にも時間的にもあまりメリットが無いのではないかと思っていたが、値段的にも時間的にもメリットはそれなりに大きかった。しかし新幹線ならば少し良い椅子に座って2時間半居れば行けるところを、半額になるとはいえ移動のたびに駆けずり回ったり、あちこち乗り遅れないように慎重に下調べをしたり準備を整えておく必要があるというのは、急な旅の時にはちょっと難しいかもしれない。

ピーチ、ジェットスターと乗ってきたので、次はバニラエアーに乗りたいところ。今のところ特に予定は何もないけれども。

今回の旅程
出発時刻 到着時刻 出発地 到着地 サービス名 交通手段 運行会社 料金
07:00 08:00 東京駅 成田空港 東京シャトル 高速バス 京成バス(他) 900円
08:55 10:25 成田空港 関西空港 ジェットスター GK203便 航空便 ジェットスター 3,990円
10:44 11:26 関西空港駅 天下茶屋駅 南海空港線 空港急行 電車 南海電鉄 1,200円
11:30 11:54 天下茶屋駅 淡路駅 大阪市営地下鉄堺筋線 地下鉄 大阪市交通局 ---
11:58 12:32 淡路駅 烏丸駅 阪急京都本線 特急 電車 阪急電鉄 ---